印刷辞典

かいちょう【階調、gradation】
画像の濃淡の変化。» グラデーション
かがり綴じ
» 糸綴り
かきもじ【書き文字】
手書きの文字
かきゅうし【下級紙】
化学パルプ70%以下の洋紙。» 上質紙中質紙
かくちょうし【拡張子、extension】
ファイル名の末尾に「.doc」のようにピリオドで区切って付ける、通常3文字の半角英文字列。ファイルの種類を表すのに使われる。
Macではファイル名に拡張子がなくても認識できるが、Windowsでは拡張子がないと正しくファイルが開けない。Windowsでも、拡張子を表示しない設定のパソコンでは拡張子は見えない。
Windowsでデータを作成して保存するときには、自動的に拡張子が付けられる。
かくはん【角版】
レイアウトで、長方形や正方形などの矩形内に使用する写真やイラストを指定するいい方。これに対し、円や楕円は「丸版」、りんかくに沿った形で使うのは「切抜き版」という。
かけあわせ【かけ合わせ】
カラー印刷の際に、2色以上のインキを刷り合わて色を再現すること。ベタや平網の場合に、かけ合わせができる。
かこう【加工、finishing,converting】
印刷後に製品として仕上げるための作業。表面加工や製本加工などの総称。
カタログ【catalogue】
商品の案内などの印刷物で、比較的ページ数の多いもの。 » リーフレットパンフレットブックレット
かつじ【活字】
金属の四角柱の先に文字や記号を彫り込んだもの。活版印刷に使われる。
かっぱん いんさつ【活版印刷】
活字を組んで印刷する活字組版印刷の略。凸版印刷の一種。
がっぽん【合本】
幾つかの種類の印刷物を一冊の本に仕上げること。
かどまる だんさい【角丸断裁】
製品の角を角丸機で丸く切り落とす加工。
かみ【紙】» 用紙
かみめ【紙目】
用紙を製造する機械(抄紙機)から流れ出る方向を「縦目」、それと直角の方向を「横目」という。パルプ繊維(セルロース)が流れの方向に並ぶことから。パルプ繊維を用いない合成紙や、手漉きの紙などには縦横がない。
かみやき【紙焼き】
写植文字や写真などを印画紙に焼きつけること。又は、焼き付けたもの。
からおし【空押】
文字や模様の凹凸対の型を作り、その間に紙を挟んで、熱と圧を加え、(本の表紙などの比較的厚い)紙に凹凸をつける加工。表側に当たる型に金や銀などの箔を貼り付けて紙に凹凸をつける加工を箔押という。» エンポス
カラー スキャナ【color scanner】
カラー原稿を分解し、網点を入れて4色分のフィルムを作成する機械。
カラー チャート【color chart】
藍C・紅M・黄Y・墨BKの比率を変えながら、標準の用紙に標準色を用いて印刷した色の見本。
カラー デュープ【color duplication】
カラー原稿の複製を作ること。» デュープ
カラーぶんかい【color separation、color分解】
原稿を藍C・紅M・黄Y・墨BKの4色に分解すること。
カンプ【comprehensive layout】» サムネイル
企画の内容や、印刷の仕上がりを具象的に表現したスケッチ、色付きの仕上がり見本のこと。単にカンプということもある。カンプは詳細なレイアウト見本を意味する(comprehensive)を略したいい方。コンプともいう。写真やイラストのダミーを用意して最終的な印刷物に近い仕上がりイメージを見せることにより、デザインが企画・編集意図に沿ったものであるかどうかの検討や、クライアントの承諾を得るためなどに作成する。プレゼンテーション用の資料。
がんりょう【顔料】
印刷インキや塗料などの色を作る際に用いられる、不溶性の粉末。

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きくばん【菊判】
洋紙のサイズの一。636mm×939mm
キャストコート【cast coated】
紙の表面にクレイなどを塗工し、乾燥する前に鏡面状の平滑なドラムでプレスするなどの方法で、高光沢を出した高級塗工紙。
キャプション【caption】
写真や図版などの説明文
きゅうすう【級数】
文字の大きさを表わす単位。1級は0.25mm(=写植機の歯送り幅)
同様に文字の大きさを表わすポイント号数との、凡その比較を以下に示す。【新版印刷事典】
(1級は0.25mm(メートル法)、1ポイントは1/72インチ(ヤードポンド法)、JISで定める1ポイントは0.3514mm(メートル法)となっていますので、互いに正確な比較ができません。目安としてご利用ください。)
級数 789101112152024323862
ポイント55.5677.5810.51416222642
号数87  6 54321
きよずり【清刷り】
ロゴなどの色や形の標準となる見本を、平滑で白い紙に印刷したもの。
きりぬき【切抜き】» 角版
写真や図版のうち、必要な部分だけりんかくに添って切り抜いて使うこと。
きんあか【金赤】
黄Y100%と紅M100%をかけ合わせて再現する色。
きんそく しょり【禁則処理】
文章の体裁を整えるため、特定の文字(禁則文字)が行頭や行末に来ないように調整したり、一連の数字が行をまたがらないように調整する処理。
きんそく もじ【禁則文字】
行頭や行末にあると読みにくくなる文字で、行頭禁則文字には
  • 「々ゝゞ〃」などの繰返しを意味する文字
  • 「}」)])"」などの括弧記号(パーレン)など
  • 「.,。・!?」などの句読点やカンマなど
  • 拗音(ぁぃぅぇぉゃゅょ)・促音(っ)・音引(ー)
などがあり、行末禁則文字には
  • 「{「(["」などの括弧記号(パーレン)など
がある。

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くちえ【口絵】
書籍や雑誌などの巻頭の写真や絵。グラビアと称される場合もある。
グラデーション【gradation、階調】
規則的に色濃度を変化させたもの。「階調」「連続階調」とも呼ばれる。
グラデーション図
グラビアいんさつ【gravure印刷】
凹版を用いた印刷方式の代表的なもので、色調の再現性がよく、美術書などの印刷に用いられる。ただ、版が高価なため最近ではオフセット印刷に取って代わる傾向がある。
クレイ【clay】
紙に白さと平滑性を与えるために、表面に塗工される、含水けい酸アルミニウムを主成分とする粘土の総称。

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けいいんさつ【軽印刷】
比較的安価で簡単に印刷物を作る印刷方式の総称。孔版・タイプ・小型のオフセット印刷などを指す。
けいりょう コート し【軽量coat紙】
上・中質紙に両面で15mg/m2程度の塗料を塗布した紙の総称。
けした【罫下】
本の地(下部)のこと。» 本の部位名
けしょう・けしょうだち【化粧・化粧断】
最後の仕上げ断裁のこと。
けぬき・けぬきあわせ【ケヌキ・毛抜き合わせ】
隣り合う絵柄が重ならないように、且つ隙間ができないように位置を合わせること。髪の毛程の狂いも許されない、ということからこう呼ばれる。
色の上にさらに別の色の文字を乗せる場合に、色を重ねるノセにせず、下の色を文字の形にくり抜いてから乗せる抜き合わせを毛抜き合わせとよぶこともある。
げらずり【ゲラ刷り】
校正刷りのこと。活字組版(活版)では組み上げた版を「ゲラ」と呼ばれる箱に入れておくが、この箱のまま校正機にかけたことから。
げんこう【原稿、original copy,copy】
印刷物に利用する文字や画像などの総称。
けんとう・けんとうあわせ【見当・ケントウ・見当合わせ】
表裏の位置関係や同一印刷面の各色がずれないように、各色版の位置を合わせること。位置が合っていないことを「見当不良」「見当が甘い」などという。
けんぱん【検版】
オフセット印刷で、製版フィルムの汚れや傷、欠落、色校正の赤字どおりに修正されたかなどを製版所の担当者がチェックすること。

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ごう・ごうすう【号・号数】
活字のサイズの単位。大きい順に、初号・1号・2号〜9号。» 級数
こうえつ【校閲】
ゲラと原稿をつき合わせて間違いをチェックし表記の統一などを行う校正にとどまらず、事実の確認や内容の適否・正誤など原稿の内容にまで踏み込んだチェックを「校閲」という。ただし、原稿を勝手に直すのでなく筆者に相談するのが基本。
ごうし【合紙】
紙を貼り合わせること。» 合紙(あいし)
こうしつえんびばり【硬質塩ビ貼】
塩化ビニールのシートに接着剤を塗布し、印刷物に熱圧着する加工。鏡面のような艶が出る。
こうせい【校正】
校正刷りなどをもとに、指示した通りの仕上がりになるかどうかを確認すること。
こうせい きごう【校正記号】
校正の際に、訂正や指示を記入するときに用いる記号。
校正記号一覧
こうせいし【校正紙】
校正するために試し印刷したもの。また、その用紙。» 校正刷り
ごうせいし【合成紙】
(木材パルプ以外の)化学合成パルプを使用した洋紙の総称。
こうはん いんさつ【孔版印刷】
スクリーン版に穴(孔)をあけ、その穴(孔)を通してインキを紙に転写する印刷方式。他の印刷法では困難な曲面印刷が可能なため、成形済みの素材にも印刷できる特徴があり、各種の容器やTシャツなどの衣料品などに利用される。
こうりょう【校了】
校正が終わって、本刷の許可が出ること。その時の校正刷りを「校了紙」という。修正はあるが、修正後は印刷会社の判断で本刷に入ることを許可された場合は「責了(責任校了)」、その時の校正刷りを「責了紙」という。
こぐち【小口】
本の背を除く三方。背の反対側だけを指すことが多い。» 本の部位名
こしまき【腰巻】
本の帯のこと。» 本の部位名
ごしょく【誤植】
写植などで文字を打ち違えること。又は、間違った文字。
ゴースト【ghost】
ベタ刷りなどの場合に出る、尾を引いたような「むら」。通常は、他の印刷部分にインキを消費してしまって、必要な部分にまでインキを供給できないことが原因でできる。
コーテッド紙【coated paper】
» 塗工紙
コート し【coated paper、コート紙】
上・中質紙の片面に10g/m2程度のクレイを塗工した洋紙。アート紙に比べクレーが少なく安価だが、多少発色効果は劣る。イミテーションアートともいう。