無題

【社長対談vol.03/JIMOTO】STRONG(第2章)

 

今野/当社は「事業を通じて地域を元気に」というビジョンを掲げています。イベントをやるにしても、単に儲かったから良しではなく、なぜやるのかという目的の部分を大事にしています。これは震災を経たからこそ気づけたビジョンです。仙台YEGにも単年ごとのスローガンとは別に、大本となるビジョンが必要ではないですか?会長が単年度制なので継続展開が難しい部分もあるのかもしれませんが…。

 

 

岩本社長/ビジョンの作成に合わせ、政策提言は会として一歩踏み出すために不可欠なことだと思っています。そもそも商工会議所自体が政策提言団体ですから。今年度はそんな商工会議所の活動の本義ともいえる「政策提言の作成」と「ビジョンの作成」に力を入れていく予定です。それには「伊達な風会議」(※4)も活用し、我々の生の声を市や県、国に聞いてもらう。僕らだから言える意見を提示する、あるいは行政が考えていることを後押しする。どういう形になるか模索中ですが、政策提言委員会を中心に検討していきます。青年部としてきちんと行政に提言をしたという報告を、地域に向けて発信できるようにしたいですね。ただ提言書を出すだけだと単年度で終わってしまう可能性が高いので、そうならないよう、ビジョンと政策提言をきちんと掲げてやるつもりです。会長の交代で枝葉の部分が変わっても、絶対に変わらない核となる部分をつくらないと、地域に対して信用が根付きませんから。

 

(※4)「伊達な風会議」…仙台YEG会員と仙台市・宮城県・東北経済産業局の職員が一堂に会し、地域の課題とその解決に向けて話し合う会議。 平成26年度より毎年開催している。

 

今野/仙台YEGは、街や企業、商店、そこに住む人たちとの接点が作りやすい組織だと思います。ぜひその特徴を活かしてビジョンを作ってほしいですね。

 

岩本社長/はい。12月までにはビジョンと政策提言書のたたき台を作り、来年1月の新年会でメンバーに発表し、さらに揉んでブラッシュアップし、3月に親会である商工会議所や市長に提言書を提出して一年を締めくくりたいと思っています。

 

今野/YEG=Young Entrepreneurs Group(ヤング・アントレプレナーズ・グループ)だから、みなさん起業家(entrepreneurs)なんですよね。イノベーションを起こしていこうという精神を持っている会員の方も多い。本業で面白いことをしている人もたくさんいますし、仕事面での連携も今後どんどん増えていくのではないですか?

 

岩本社長/はい。最近話題のUber (ウーバー)と仙台中央タクシーによる配車サービス(※5)、あれも実は仙台YEGメンバー間の何気ない会話から生まれた新ビジネスなんです。

(※5)Uberと仙台タクシーによる配車サービス…米配車大手ウーバー・テクノロジーズの日本法人ウーバー・ジャパン(東京)と仙台中央タクシー(仙台市)による、スマートフォンのアプリを使ったタクシー配車サービス。2019年2月、仙台市内で事業スタートした。

 

今野/会議所活動を本気になって汗をかいてやっているからこそ、根が張れて信頼が生まれ、そうした連携ができていくわけですね。汗をかいてと言えば、「杜の都 kidsウォークラリー」(※6)もとてもいいイベントですね。

 

(※6)「杜の都 kidsウォークラリー」…自分たちが暮らす街・仙台への理解や親子の絆を歩きながら楽しく深められる、仙台YEG主催の人気イベント。

 

岩本社長/今年で34年目となる歴史あるイベントで、毎年2000数百人もの方にご参加いただいています。

 

今野/子どもたちのキラキラした笑顔におじさんたちも元気をもらえます(笑)。子どもがのびのび生き生きとしていることは、地域が元気な一つの形ですよね。私は常に地元の経済人として子どもたちに対してできることを考えているんです。かと言って子どもを対象に事業収益を高めることは矛盾がありますから、自分たちのビジネスで培ったノウハウを駆使し、仙台YEGのような団体で子ども向けのイベントを実施していくというのはとてもいいことだなと。それがまた新しいノウハウとなって自分たちのビジネスにいい影響を及ぼしていくことにもなるでしょうし、そこでできたネットワークで新しいムーブメントが生まれるという流れもできるのではないかなと期待しています。

 

岩本社長/おっしゃる通りですね。それと、ウォークラリーを通して子どもたちに、知らなかった仙台の魅力を発見し郷土愛を育んで貰いたいのと同時に、仙台YEGの素晴らしさを伝えたいという思いもあるんです。今年参加してくれる子どもたちが、10年後、20年後に会に入ってくれるかもしれませんから(笑)。仙台YEGの意義をつないでいくためのツールとしても大切なイベントだと思っています。

 

今野/仙台YEGは同好会活動も盛んですし、運動会や芋煮会など家族で楽しめるイベントも多彩なんですよね。芋煮なんか青果店を営む会員が契約している畑で野菜の収穫からスタートしますもんね。あれは子どもたちも楽しんでいました。

 

岩本社長/会員のご家族へのおもてなしは半端ないですよ(笑)。ご家族の理解あっての商工会議所活動ですから。意外と楽しい柔らかめの活動も多いです。そういえば先日の納会での卒業生の出し物、すごくよかったです。均さんも頑張って「U.S.A」を踊っておられましたね(笑)。

 

今野/当日必死に練習しました(笑)。

 

 

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関連サイト

◎仙台商工会議所青年部(YEG)ホームページ

 

Credit

Creative Director & Designer/ 田向 健一
Writer / プレスアート 梅津 文代

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