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【社長対談vol.04/JIMOTO】地元企業の連携から、地域発展へ(第2章)

 

―Route 227s’ Cafeの事業に取組むことにより、あらためてお互いへの気づきはありましたか?

青木社長/ユーメディアさんのお仕事を見ていて、関係各所からの情報や意見はもちろん、個々の思いを同時にとりまとめて“編集”しながら事業を進めていく力が、本当にすごいと思いました。これまで私たちは、「食」という側面から課題解決を考えてきましたが、ユーメディアさんはいろんな発想やコンテンツを持って多面的に見ていらっしゃるので、これからの展開がますます楽しみですね。

今野/ありがとうございます。逆に、飲食業の経験がない我々としては、店舗経営に必要なハード面の手配や収支の試算など、御社のあらゆる情報をはじき出すスピードの速さに大変驚きました。多くの実績と経験を持っているからこそできる、プロの仕事ですよね。

青木社長/そう言っていただけてうれしいです。私は東日本大震災の時、「食を供給することの大切さ」にあらためて気づきました。社会の中で基礎的な役割を果たすという意味でも、飲食店は絶対に続けなきゃと思っています。しかし、仙台という街において、飲食業という一業態だけで生き残るには限界があるんですよね。だから、飲食業は手段の一つと考えて、業態・事業を拡大しています。「食」というものを軸として構えつつ関連ビジネスを進めることによって、仙台の食を途絶えさせない、発信力を高める事業に関わっていきたいです。

今野/実際に青木社長は、今回のRoute 227s’ Cafeだけでなく、地域の活性化のためにいろんなことを実行されていますよね。

青木社長/今は、イナトーラ前のこのストリートを夜市にしようと考えているんです。「隣のお店は敵」ではなく「仲間」であって、「みんなでこの通りに人を呼ぶぞ!」という、街全体で活力を広げる考え方が重要だと思います。

(右写真)INATORA前のストリート

今野/そうですよね。先ほど、「飲食業は手段の一つである」というお話がありましたが、私たちにとっても「印刷業は手段の一つ」なんです。創業から60年、地域の皆さまにお役立ちしてきた事業ではありますが、お客様の課題を解決しようとした時に印刷以外の手法もたくさんあるので、今はその中から最適な方法を選んでいくことが大切だと思っています。

青木社長/私たちが考えていることって、全く同じですね(笑)。

―考え方が似ているお二人だからこそ、今回素晴らしい連携を組めたのだと思います。これから地域に新しい価値を生み出していくために、地元企業同士が連携する上で大切なことは何だと思われますか?

青木社長/私は、「もたれないこと」だと思っています。例えば、「ここと組むと、自分たちにとって得がある」という考え方だと連携はうまくいかない。むしろ、「私たちと組むことで、相手に得を感じてもらおう」というスタンスをそれぞれが持つことで、初めて連携が成り立つと思うんです。だから、個々が持っている力をそれぞれに伸ばしながら、一緒にやれてよかったと思える関係性を築けるといいですよね。

今野/同感です。社会の中には「救済」を目的とした連携もありますが、今回私たちが目指したのは、マイナスを補完し合う関係ではありません。考え方が近しい我々がタッグを組むことによって、一社だけでは生み出せなかった新たな価値を創出することができ、そしてその価値が、地域全体のメリットになっていく。そういった連携こそが、今やるべきことだと思います。

 

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関連サイト

◎株式会社ハミングバード・インターナショナル
◎「南欧バル INATORA」店舗情報
◎Route 227s’ Cafe TOHOKU by humming bird

Credit

Creative Director & Designer / 田向 健一
Interviewer / 岩本 理恵
Writer / 澤田 朱里

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