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What is diversity?U-media的ダイバーシティ

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営業センターと印刷センター2つの拠点で働く社員に、この質問を投げかけてみました。「仕事の効率化を図るには?」「より大きい成果を出すためには?」―決して簡単とは言えないこれらの課題に対して、社員たちはどのように考え、取組んでいるのでしょうか。彼らが語る取組の実例から、ユーメディアならではの「新しい働き方」の在り方を読み解きます。

【取材対象者】
・メディアプロモーション部 メディアプロモーションチーム 課長 矢野 弘樹
・メディアプロモーション部 メディアプロモーションチーム 主任 永倉 康之
・印刷製造部 部長 安部 秀樹
・印刷製造部 納品発送チーム 主任 阿邊 悟

 

取組その1 コミュニケーションの促進と平準化

『10年ほど前の印刷センターでは、チームとチームの間に壁のようなものがありました』。

そう振り返るのは、長く印刷センターに勤めている印刷製造部部長の安部です。技術的かつ専門的な業務を担う現場では、職種が異なるチームを超えた関わりが少なく、コミュニケーション不足が問題となっていました。そこで、各チームの繁忙期に合わせて、他チームからメンバーを迎え入れる取組を始めました。すると次第に、職種やチームの垣根を越えた自然なコミュニケーションが生まれるようになったといいます。
また、印刷センターで働く阿部悟は、次のように語ります。

『以前は、早朝から深夜まで作業しなければいけない日が多くありました。その原因は、資格が必要な業務をこなせる人員が少なく、仕事が円滑に進まないからでした。その問題を解決するために、会社側に働きかけ、フォークリフトの運転免許といったいくつかの資格を取得できる体制を整えてもらいました。今では以前の倍近く作業できる人が増えて、仕事がスムーズに進むようになりました。』

印刷センターではこの他にも、休日日数や残業時間を平準化する取組や、印刷のスケジュールに合わせて出勤時間を変更できる就業体制を独自に確立しています。これらの実例を見ると、「現場の声」から取組が始まっていることが分かります。その場で実際に働く社員たちが自ら課題に気づき、会社を巻き込みながら問題解決へ向けた改革を行っているのです。

 

取組その2 能力と個性をいかした業務体制

印刷センターと同様、早朝から深夜までの長時間労働が常態化していた営業センターでは、2つの大きな課題を抱えていました。1つ目は、社員1人ひとりの業務効率化。2つ目は、お客様の期待にこたえるための新しい提案や価値の創出です。
この課題に対して、メディアプロモーションチームの永倉は、「リソースの振り分けの最適化」を常に意識していると話します。限られた人員の中でより大きな成果を生み出すためには、時間と労力をうまく配分する必要があります。戦略的に仕事を効率化することが会社としての利益に繋がると、社員自身が自覚しているのです。
さらに、その上司であるメディアプロモーションチーム課長の矢野が訴えるのは、社員個人の能力・個性をいかした業務体制の確立です。

『野球のチームでいうと、それぞれ違う能力を持つ1番から9番の選手が適材適所で活躍しているチームが勝ち上がっていきますよね。全員がエースというチームは理想ではありますが、現実には存在しません。会社もそれと同じで、社員全員が全く同じ能力を持つ必要はなく、1人ひとりが自分の得意分野で能力を発揮できればいいと思います。苦手分野があっても、それを得意とする社員が補うことができますし、様々な個性を持つ社員がスキルアップを図ることで、会社全体の底上げが実現できます。』

このような考え方は、数年前から営業センター内に浸透し始め、社員たちは外部のセミナーや研修会などに積極的に参加するようになりました。会社としても、社員の意欲ある活動を評価し、県外や首都圏で開催されるイベントや研修にも参加できるようバックアップ体制を整備しています。個人のスキルアップは業務の効率化に繋がり、社員・会社双方にとってプラスとなる効果を生み出しました。

 

取組その3 情報共有の活性化

情報共有は、仕事を進める上で非常に重要な作業です。矢野はチームとして次のような取組を行っているといいます。

『チームの男性社員で育児休暇を取得するメンバーがいたので、繁忙期対策も兼ねて、メンバー全員の仕事内容を一覧リストに落とし込み、「誰がどんな仕事をしているか」を“見える化”しました。誰が見ても内容が分かる資料があると、営業担当や制作担当などチームの外とも連携がしやすくなりますし、大きなトラブルなく仕事を進めることができました。』

このように、社員が持っている情報を資料として管理しておくことで、社員の急な休みや長期の不在にも迅速に対応できます。
またメディアプロモーションチームの永倉は、今後さらに力を入れたい取組として、“社内の「誰が」「何を」得意とし、「どんな」知識を持っているのかを共有すること”を挙げます。前項で触れた「得意分野」はもちろん、社員個人の「趣味」や「特技」を情報共有していたことで、後々の仕事の企画につながったケースがあるためです。社員個々人の多様な知識を社内共通の「データベース」として集約し、いつでも仕事に展開できる環境を整える。こうすることで、ユーメディアにしか生み出せない価値ある仕事を実現しようと試みている社員もいるのです。

 

これからも「U-media的」を追求していきます。

今回聞いた社員の話から、ユーメディアの社員たちは、自らが中心となり“新しい働き方”を推進していることに改めて気づくことができました。各現場で働く社員の声が明確に反映された改革だからこそ、拠点やチームによって行われている取組は異なり、働き方のカタチが多様に存在しています。それが、働き方改革=ユーメディアの「新しい働き方」の実践です。その実践により、多様性を最大限に活かすことこそが“U-media的ダイバーシティ”なのではないかと感じました。
ユーメディアの働き方改革はまだ途上の段階にあります。ダイバーシティ経営という高い理想を掲げている私たちにとって、解決すべき課題は多く、さらなる試行錯誤を続けていかなければなりません。その過程が未来のユーメディアを形作っていくと信じて、今日も社員たちは新しい働き方の実践に取組んでいます。

 

【取材スタッフ】

・クリエイティブディレクター : メディアプロモーション部 クリエイティブチーム 副長 田向 健一
・取材原稿作成 : メディアプロモーション部 machicoチーム 澤田 朱里

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